これまでの活動③(あやね)
こんにちは。blog担当のあやねです。
これまでの活動③では、日本語教室、お茶会、月1イベントに続き、「Youth Summit」の主たる活動、「ひょうご子どもサミット」についてお話しします。
「ひょうご子どもサミット」は、これまでのイベントの中でもっとも大きなもののひとつです。2009年に第1回を開催以降、2016年の第6回まで実施してきました。
この活動の目的は、
Youthが中心となり、日本と海外の子どもたちが実際に出会い、学び合う場をつくること。
日本に住む、国籍や出身の多様な子どもたちはもちろんのこと、海外に暮らす子どもたちとともに、同じ場所で、同じテーマについて考えたり、話し合ったり、感じたり、学びあう機会を提供したい。
そんな思いを胸に、実施してきました。
私が直接関わったのは、
・2011年第2回ひょうご子どもサミット(神戸市立海外移住と文化の交流センター)
テーマ:お互いを知ろう、友だちになろう!世界のごちそうを食べよう!
・2011年第3回ひょうご子どもサミット(同上)
テーマ:「あそび」で世界を感じよう!
の2回です。主に、大学3年生、4年生の頃だったと思います。
代表の「子どもサミットやろう!」の一言で始まるこのイベントは、「お茶会」や「月1イベント」とは規模が違います。
およそ30人、多いときは60人近くの参加者が集まるのです。
この「子どもサミット」、まず日時、場所、テーマを決定します。
テーマにしたがって、具体的な内容、カリキュラムの作成に移ります。
何を目玉にするか、どんなことができるか、どうすればより楽しくなるか・・・
よりおもしろそうな方へ。よりワクワクする方へ。
夢や希望はどんどん膨らんでいきます。
日本語教室のボランティアの方々、また生徒のみなさんは、ノリノリで協力してくれます。
より身近で、でも学びのある生き生きとしたプログラムが作られていきます。
そして、具体的な内容が決まってくると、われわれスタッフにとっての本番が始まるのです。
第一に、参加者募集問題。
日本の子どもたちと海外の子どもたちが実際に「出会う」場を提供したいので、国籍問わず子どもたちという参加者を集める必要があります。
しかしながら。。。
子どもたちは突然ひとりで現れません。必ず保護者の方々や先生といった引率者が必要です。そのためには、何よりもまず知ってもらうこと、告知が重要になります。
しかも、「信頼」のあるイベントであることを周知しなければなりません。
と、いうことで、スタッフ一同がまず取りかかるのが、
〇文部科学省
〇兵庫県の教育委員会
〇各国の領事館
といった信頼ある公的機関への連絡です。「ご支援」いただくためにお手紙を送るのです。
英文の作成すらままならない、中学英語に毛の生えた程度の大学生が、必死になって考えた英文で、各国の領事館へお願いのお手紙を送ります。
当時、英語担当をしていたAyanaは、このときの経験から「とても丁寧できれいな依頼文」を書くスキルを習得した!!と語っていたことがありました。
「ご支援」という名の「名称使用許可」をいただければ、次のステップです。
告知用のチラシ、メール、お手紙の作成へと進みます。
同時並行で、今回の対象を検討します。
対象年齢、地域。招待する海外の国、学校などなど。
まずはリストアップ。その後、ひたすら連絡をとる。
〇電話
〇メール
〇お手紙
〇友人からの紹介
〇知人からの紹介
〇紹介からの紹介
〇日本語教室の生徒さんからの紹介
考えられる限りの手段を駆使しして参加者募集を行います。
そして、だいたいの場合は前日時点で想定5割もしくは3割程度の参加者申込み。
あー、今回は集まらないから小規模にやろうかなー?
などと話してみるものの、本音はちがうんです。スタッフはこのときすでに気づいています。
当日、「要予約」の言葉をスルーして笑顔でお越しくださるみなさまのことを。
さらに、「定員50名」だろうと「30名」だろうと、来てくださったらお断りなんてできるわけもなく、「60名」でも行うということを。
これこそまさに、「嬉しい悲鳴」というやつですよね。
実際のイベントは、それはそれは楽しいもので、「新しいこと」「未知のこと」に出会った子どもたちの素直な反応は、かけがえのないものです。
子どもたちにとっては、私たちの考える「ちがい」なんてものは大したことではなくて、目の前にある何かを、ともに考える、ともに行う立派な仲間です。
イベント終了後は、これでもか!というほど疲れます。
全力疾走して駆け抜けた準備期間・当日は、何も考えられなくなるほど疲労困憊する。
でも。
それでもまた、やりたくなる。あの笑顔がみたくて、あの感覚を味わいたくて、忘れられない。
そんな魅力が、「子どもサミット」にはあるのです。
またいつか、参加してくれた海外の学生たちや、ボランティアとして協力してくれた大学生・高校生、日本語教室の生徒のみなさんとの出来事についてもお話しできたらいいなと思います。
次回は、スタッフミーティングのお話か、18日にせまるイベントについて、あるいはただいま計画中の国際交流イベントについて。
いったい何のお話になるでしょう。
お楽しみに*(^^)*
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